暑い夏が、いつの間にか秋の風になりました。
10月3日、19時より、菊鹿町の、喫茶ギャラリー幸 にて、一ノ瀬たけしミニコンサートを行います。電話、0968-48-3765.料金、1000円です。
平成8年、4月、16日。18歳の時、突然の心臓発作により、12分間の心肺停止、瞳孔拡散、全身チアノーゼ状態に陥り、奇跡的に一命は取り留めましたが、無酸素脳症による人格障害、記憶障害、思考力低下等の後遺症が残りました。自宅介護で、ようやくここまでの回復ができたのです。10年の歳月を必要としましたが、日々回復へ向かっている中で、本人が生きる希望として、(歌を歌いたい。歌手になりたい。)と自己主張したのです。
それ以来、本人の生きる力のために、夢実現に向けて、前向きに努力してきました。今年4月に山鹿市の、さつき園、ラヴィータにおいてディナーショウでのゲスト出演をはじめとして、8月の、山鹿灯籠祭りでは、国の重要文化財に指定されている八千代座で、弦楽アンサンブルをバックにして歌うことができました。夜は大宮神社前の会場でも歌いました。その会場には、たけしの命の恩人である、三原宏之先生が、駆けつけてくださったのでした。三原浩之先生は、福岡大学病院,救急救命の第一人者で、10年前、たけしの命を救っていただいた正に、命の恩人なのです。植物人間状態か、よくても車椅子状態までといわれたたけしの回復には、先生も驚かれて、仕事のあとに、福岡県からわざわざたけしのステージに登場していただいたのです。
病状の厳しかったことも、リハビリの難しさも、家族がおかれた環境も、そして医学的な見地からもすべてをお話くださいました.周りの人にもなかなか理解してもらいにくかった今までの10年間を、一瞬にして、説明してもらい、理解してもらったわけですから 感激と喜びで涙が止まりませんでした。いろんな方々に励まされて助けられてここまで来たのです。
その勢いに乗ったまま、後援会(ウイング来楽譜、クラブ)も発足しました。
そして、10月3日のミニコンサートを迎えたのです。
さらに、11月23日には、山鹿市民会館においてたけしの持ち歌、新曲発表のコンサートもできるまでになりました。